日頃からカメを庭やベランダなどの屋外で飼育していたり,甲羅干しをさせるため一時的に外に出している時は外敵に注意する必要があります
その外敵ですが『カラス』『アライグマ』『ヒト』などがいます
カメの飼い方について調べると確かに屋外飼育をする時の注意点として書かれていることはありますがいまいちピンとこないかもしれません
自分自身もそんな感じで何年も飼育してきましたが,どれもある日突然やってきました
カメを飼っているこちらからすると「は???!」といった感じです
今回はその中の『カラス』について書いていきます
屋外カメ飼育の危険 金網を外すカラス
5月の初め頃,前の年に孵化した小亀が入った容器を屋外の日当たりのいい所に置いていたことがありました

アライグマとカメの脱走防止のために金網を被せておいたのですが,その場を離れてしばらくして戻ってくるとなぜか被せてあった金網がずれて8匹ほどいた小亀が2匹だけになっていました
一瞬わけがわかりませんでしたが,すぐ近くの家に何かをくわえたカラスを見つけたことで何が起こったのかを理解することができました
カラスが容器に被せてあった金網を外して中のカメをごっそり持って行ったのです
かなりしっかりした金網…と,まではいかなかったもののまさかカラスがそれを外してカメを持っていくとは思ってもいませんでした
カラスは思った以上に器用でした
何年もカメを屋外で飼ってきましたが,それまでカラスにカメを盗られたことなど一度もなかったので完全に不意を突かれた感じです
去年は,先週は,きのうは…カラスなんか来なかった
…としても念のためカメを屋外に出して目を離す時は金網などで蓋をするべきです

(↑ホームセンターで売られているこんな感じの金網を使用しました)
特に小さいカメを屋外に出す時は注意が必要ですが,甲長10㎝ほどのそこそこ育ったカメでも持っていかれます
気を付けましょう
屋外カメ飼育の危険 カラス対策の金網を改良
カラスに金網が外された時,容器に被さっているのが少し浅めだったので深く容器に被さるようなサイズの金網に変更しました
ここまですれば網もしっかりはまっているのでカラスの力くらいではさすがに外すことはできない
…なんてことはなく外しましたね,あの鳥は
甘く見ていました
一度目を付けられてしまった以上はちょっとやそっとの防衛策では対処するのは難しいようです
その後,大きめの金網を被せて余った部分に水の入ったバケツなどを乗せました
水換えなど世話をする時大変になりましたがようやく被害を止めることができました

ここまですればカラスだけでなく,よほどのことがなければ「アライグマ」の被害も防げると思います
そのアライグマによる被害についてはこちらの記事で紹介しています
カラスの時と一緒でまさかこんなのが来るなんて思わないんですよ…
屋外カメ飼育の危険 しつこすぎるカラス

網を外して中のカメを何匹も盗って行くことにも驚きましたがそのしつこさにも驚かされます
飼い主でさえ網を外すのを手こずってしまうくらい守備を固めた後にも,そこにカメがいることを覚えたカラスはしつこく何回もやって来ました
被害にあった最初の年は鳴き声をよく聞くようになり,網の上にのせてあった日陰用のすだれや石などを何度もどけられました
水換えをしている時にふと上を見ると電線に止まってこちらを見ていたことさえあります
人間がいてても隙があれば盗ってやろうとでも思っていたのでしょうか
その驚くくらいしつこいカラスも冬には現れなくなりました
……が次の年の春頃また現れました
しつこいです,覚えてるんですね
3年ほどしつこくやってきましたが,もうカメを盗ることはできないとあきらめたのか少しづつ頻度は減っていきました
カメがカラスの被害に遭っていないうちに…

カメを外で飼っていて今までカラスなんか来たことがない,という人も十分に気を付けてほしいと思います
本当に何の前触れもなくある日突然被害にあいます
気付かないうちにどこかから見られている可能性があります
まだ来ていないうちに対策をしておくことをおすすめします
まぁ室内で飼うのが一番安全だとは思いますが…カメのためにもできることなら太陽光には当てたいところです
もしカメを外に出す場合は短時間だったとしても外敵には気を付けましょう
屋外飼育での別のトラブル「脱走」についても書いています
何か参考になるかもしれません
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