カメって爬虫類?でも水の中にもいるから両生類?
何類なんでしょう?
リクガメがいたりウミガメがいたりで確かにちょっとややこしい気がします
答えはトカゲ,ヘビ,ワニと同じでカメは「爬虫類」です
両生類はカエル,イモリ,サンショウウオなどです
ではその爬虫類と両生類の違いは何なのでしょうか
カメと比較しながら説明していきます
爬虫類と両生類の違い『鱗』
まず爬虫類の特徴ですが爬虫類の体は鱗(うろこ)で覆われています
爬虫類で鱗というとワニやヘビのイメージがありますがもちろんカメにも鱗があります
脚などをよく見ると…確かに鱗です
両生類にはこの鱗はありません
カエルの体の表面,つるつるですよね
爬虫類と両生類の違い『卵』
両生類は水中,地中,樹上など産卵する場所はいろいろですが爬虫類は陸で産卵します
よく水の中にいるイシガメやクサガメも陸に上がって土に穴を掘ってそこに産みます
時々ウミガメの産卵シーンをテレビで見かけますがあれと同じです
また,爬虫類の卵の殻は乾燥を防ぎます
カメの卵はニワトリの卵のように固くなく少し力を入れると割れずにふにゃっとして少し柔らかい感じです
イメージとしては殻というより皮?といった感じでしょうか
ニワトリの卵の殻のようにパリパリっとはしていません
ふにゃっ,です
両生類の卵はそういった殻には覆われておらずゼリー状になっています
爬虫類と両生類の違い『呼吸』
爬虫類はヒトと同じで肺呼吸です
水中にいるカメももちろん肺呼吸なので呼吸のために時々水から顔を出します
しかし,水中で冬眠をしている時は特殊で何日もの間水から顔を出して呼吸することはありません
その時だけは尾の総排泄口(卵を産んだり,排泄する所)や皮膚から水中の酸素を取り込んでいると言われています
両生類は生まれた時はエラ呼吸ですが成長すると肺呼吸に変化して,さらにその肺呼吸に加えて皮膚呼吸も行います
爬虫類と両生類の違い『乾燥』
両生類は乾燥に弱いので水辺からは離れて暮らすことができません
しかし爬虫類は両生類より乾燥に強く乾燥地帯に生息しているリクガメやトカゲもいるくらいです
日本にいるカメは水の中で泳いでいるイメージの方が強いからか,両生類と勘違いされているからなのか時々,カメは常に水がないと弱ってしまうのではないかと勘違いしている人もいるようです
そんなことはなく限度はありますがイシガメやクサガメやミドリガメなども乾燥には強いです
数日くらいなら陸の落ち葉の中などに隠れて過ごすこともあります
飼っているカメがそれだと心配にはなりますが…
逆にしっかり乾燥しない方がカメにとっては悪影響です
例えば,甲羅だけ乾かせても下がずっと濡れていると腹甲や脚がふやけて病気になってしまいます
甲羅干しの時は常に体のどこかが水に浸かったりして濡れていてはいけません
両生類とは違って全身をしっかりカラカラに乾かすことが重要です
↑カメの飼育をする場合はこんな感じで「カメ自身」も甲羅干しをする「場所」もカラカラに!
まとめ
以上,爬虫類(カメ)と両生類の違いをざっと説明してみました
違いが分かれば水,陸,両方で生きていますがカメは両生類ではなくて爬虫類の仲間だとわかりますね
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