時々「飼っているカメが臭い」なんて話を聞くことがあります
そんな話を聞くと「それただの水換えのさぼり過ぎ…」と思ってしまいます
別にカメ自身は臭い生き物ではありません
亀自身は臭くない!!臭いのは水
水棲ガメは基本的に水の中でえさを食べて糞も水の中にします
臭い原因はこれです
当たり前ですが何日も水を換えずにそのままえさをあげたりカメが糞をしたりしていると臭ってきます
カメ自身ではなくて糞やえさの食べかすで汚れた水(飼育容器)が臭いということになります
臭いということは水換え(掃除)のさぼり過ぎということです
臭ってくるということはそれだけ水が汚いということ
カメがそんな所で生活をしていたら病気になってしまいますし,もし小さめだとしてもケガがあった場合すぐに悪化してしまいます
さらにはエサを食べなってしまうことも…
少し大変ですが水はこまめに換えましょう
水は臭くなる前に換える
臭いを抑える…というか臭いを消す方法は簡単です
水換えです
それしかありません
水を換えるのは臭くなる前です
臭くなってからでは遅すぎです
カメの水の臭いを抑える商品などもありますがカメの水はすぐに汚れてしまうので水換えが確実です
それに一時的に臭いを抑えることができたとしても水が汚れていること,カメが汚れた水に入らなければいけないことに変わりありません
カメの飼育で水換えをする必要がなくなるなんてことは絶対にないので気を付けてください
めんどくさがらずに水を換えましょう
カメを飼う以上,水を換えないといけないことに変わりはないですが…水の量を多くしておくと水が少ない場合に比べ汚れるスピードは遅くなります
そんな水の量についてはこちらを参考にしてみてください
少ないより多い方がいいんです
亀が臭いと思う原因の水 残さず『全部』換える!
水を換える時の注意点は『全部新しい水に換える』ことです
魚の水換えの場合は一気に水質が変わってしまい魚が死んでしまうことがあるので全ての水を換えてはいけませんがカメは違います
カメの場合は残さず全部換えます
カメは汚れていた水が急に新しいきれいな水に変わったとしてもまず死ぬことはありません
20年以上カメを飼ってきましたが
急に水がきれいになってショック死!!
…なんていうカメは見たことはありません
なので全部新しいきれいな水に換えてください
ただし水温には注意!!!
それまであった水より熱すぎたり,冷たすぎるのはダメです
それこそショック死です
水換えは最低でも1週間に2,3回
小亀は汚い水に弱いのでなるべく毎日した方がいいですね
繰り返しになりますが『全部新しい水に換える』ことを忘れないでください
亀が臭いと思う原因 ぬめりをとる
水を換える時に一緒にやっておきたいことがあります
飼育容器,甲羅干し用の陸地(石やレンガ)のぬめりとりです
スポンジやブラシ(洗剤は使わない),手でもいいですがこすってぬめりをとります
水が臭うくらい汚れていた場合は忘れずに
カメの甲羅にもぬめりがついているようなら柔らかいスポンジでそっとこすりましょう
力の入れすぎにには注意です
亀が臭いと思う原因 砂や砂利もしっかり洗う
水槽などの飼育容器の底に砂や砂利などを敷いている場合は忘れずにそれもしっかり洗います
食べかすや糞は砂や砂利の中に入り込んでしまうので洗わずにそのままにしておくと臭いや汚れをちゃんととることができません
砂や砂利を敷いていると見た目はいいですが洗うのには手間がかかります
もし大変だと思う場合は取り除いてしまいましょう
砂や砂利はなくても問題はありません
臭いや汚れのもとになったり,水換えが大変になって水換えの回数が減ってしまうよりは全然いいです
それは違う…クサガメの臭い
よくペットショップで「ゼニガメ」として売られているクサガメですが
クサガメは危険を感じると独特な臭いを出すことがあります
川や池にいるクサガメを捕まえるとその臭いを出すことがありますが飼われているクサガメが臭いを出すことはまずありません
「クサガメのその独特な臭いのせいで水や飼育容器が臭い!!」
…なんてことはないのでクサガメのせいにしてはいけません
ニホンイシガメやミドリガメと変わりありませんので
クサガメってどんなカメなのか,クサガメと勘違いされることのあるニホンイシガメとの見分け方はこちらで解説しています
まとめ
カメの臭さを解消するにはとにかく水換えですね
臭くなってきたら水を換えるのは当然ですが,臭くなっていなくても,汚れているように見えていなくても定期的に水は換えなくてはいけません
臭くなってからでは遅すぎますよ
コメント