カメ飼育初心者ならこういう失敗をしてしまいそうかな?と思えることを紹介します
あとは冬眠中にする必要のないことの紹介です。冬眠中はそっとしておくのが基本です
冬眠をさせるつもりなら冬眠に入る前にしっかり準備をして冬に備えておきましょう
カメの冬眠失敗の原因
冬を越せるだけの体力がない 病気などで体調が悪い
体力がないので子亀は3歳くらいまでは冬眠はさせない方がいいですね
「子亀に冬眠は絶対無理!!!」…とは言いませんが失敗する可能性が高いのですすめられません(自然の中ではしてるわけなので…)
涼しくなってくる秋までにカメ用の保温器具を揃えて室内で保温飼育をする準備を
ケチったら子亀は冬を越せません
こちらの記事で保温器具も含めてカメの水槽飼育(室内)に最低限必要になってくるものを紹介しています
子亀ではなくても冬眠までにしっかり食べなかったカメも体力がないので冬を越せない可能性があります。当然,病気などで体調の悪いカメもです
この場合も保温器具を揃えて室内で保温飼育することになります
冬眠させずに保温飼育する場合の注意点は「急に保温しない」ことです
冬になってからではなく冬になる前からライトや水中ヒーターを使い始めるようにしてください
寒くなってから急に保温するなど急激な温度変化を与えるとカメは死にます
土の中で乾燥してミイラ化
水中冬眠だと起こらない失敗ですが陸での冬眠だと起こってしまいます
定期的に水をかけないと(水分をとる)乾燥しすぎてミイラになってしまうことがあります
週に1回は忘れずに土の上から水をかけるようにしてください
カメ飼育初心者で水棲のカメを冬眠させたい場合は,この乾燥しすぎでのミイラ化を防止するためにも陸での冬眠よりは水中冬眠の方がおすすめですね
目を覚ました時深すぎて水面に顔を出せない
冬眠の時は氷が張るくらい寒くなってしまった時にカメが水ごと凍ってしまわないように水の量を多めにします
この時に注意することはただ水の量を多くするだけではなくて「浅瀬 (足場)」になるものを用意することです
カメは冬眠中は尻尾にある,卵を産んだり糞をする総排泄腔や皮膚から酸素を取り込んでいると言われています
そのおかげで冬眠中はわざわざ水面に顔を出して呼吸をしなくても生きていられます
しかし,そろそろ冬眠から覚めそうでもまだ本調子ではない時や,完全に冬眠に入る前のまだ少しゴソゴソと動いているような時は普段どおり水面に顔を出して呼吸します
活発な時期なら多少深くても水面まで泳いで行って顔を出すことができますが寒い時期は動きが鈍っているので水面まで泳ぐことはできません
そうなるともちろん溺れてしまいます
冬眠中に限ったことではないですが水を多くして深くする時は必ず「浅瀬 (足場)」になる場所をしっかりつくってください
中途半端に暖かい (食べれない,眠れない)
室内で冬眠させる場合は人間用の暖房器具でカメを中途半端に暖めないように注意する必要があります
冬眠させるなら凍らない程度の寒さでしっかり冬眠,暖めるならケチらずちゃんとしたカメ用の保温器具を揃えて秋頃からしっかりと保温飼育
中途半端に暖かくしてしまうとカメは冬眠はできないしエサも食べられない,という状況になりどんどん体力が減ってしまい冬を越せなくなってしまいます
カメはイヌやネコのような哺乳類ではないのでストーブやこたつで暖めたりしてはいけません。そういうことをする人もいるようですが…
カメは爬虫類なのでまわりの気温に合わせて体温も変化します。ストーブの前やこたつの中で全身暖めたりしたら体温が上がり過ぎるし体は乾燥し過ぎるしで春を迎える頃にはボロボロになってしまいますよ
まぁそのやり方で春までもてばの話ですが…冬眠を失敗するとかしないとかいう以前に「カメにはカメに合った環境での飼育を」ってことです
カメが冬眠中にしなくていいこと
活動期間中は絶対必要なことですが冬眠中は必要ないことです。冬眠中はとにかく中途半端にいじくり回さないことです
エサやり
全然必要ないので止めておきましょう。水が汚れるだけです。それにあげてもまず食べません。「冬眠」というだけあって基本的には眠っているわけですから
食べたとしても消化することができないのでカメには悪影響しかありません
もし真冬なのに食べるようならそこは暖かすぎて冬眠に向いていない環境だということなのでカメがしっかり眠れるような場所に移動させるなどしてください
春になって暖かい日が続くようになってカメが動き出すまで何もあげる必要はありません
冬でもエサをあげたり世話をしたいのなら秋からしっかり保温飼育をするようにしましょう
水かえ
これも必要ないですね。何かよっぽどのことがあって汚れてしまった…とかいうなら別ですが
カメは眠っているので特に水を汚すようなことはありません
水面にゴミが浮いていたり底にゴミが沈んでいたりしても問題ないのでそっとしてあげましょう
よっぽどのことがない限り水かえの必要はありません。しかし時々水は足すようにはしてください
日光を当てる (明るくする)
冬はカメがエサを食べることができない期間なので眠って体力を消耗するのを抑えています
明るくすれば目が覚めてしまいます。体温も微妙に上がって中途半端に動き出してしまうかもしれません
冬眠のじゃまをすることになってしまいます
まとめ
もし冬眠をさせるつもりならカメが活動している間に肥満にさせない程度にしっかり食べさせて体力をつけさせてください
そして冬眠中は気になるとは思いますがあまりごちゃごちゃ触らずに時々様子をみるくらいにしておきましょう
冬眠のさせ方についてはこちらです
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