雑食性のニホンイシガメやクサガメなどのカメは1週間くらいは何も食べなくても大丈夫ですが,さすがにその期間が長いと心配になります
エサを食べない原因としては
- 温度が低い
- 水が汚れすぎ
- 日光浴不足
- 環境の変化
- 好き嫌い
- 産卵前
…と,6つほど考えられることがあります
ではその原因と解決方法を紹介していきます
カメがエサを食べない原因と対処法
温度が低い
今までしっかり食べていたとしても秋頃,気温が低くなるとあまり食べないようになります
カメは変温動物なので寒くなるとそれに合わせて自分の体温も下がってしまいます
それが原因でエサ食べないようになってしまうわけなので病気などではありません
もし食べさせる(冬眠させない)なら水中ヒーターとバスキングライトを使って水槽内をカメがエサを食べられるくらいの温度までしっかり温めなければいけません
(急に温めはじめるのは危険なので気温が下がりはじめる前に準備しておく必要があります)
気をつけることは中途半端に温めないことです
水中ヒーターは暖かい季節になるまで25℃くらいに設定して,陸地は日中バスキングライトでしっかり温めます
水が汚れすぎ
水が汚れすぎているのもエサを食べない原因のひとつです
必ず汚れすぎる前に水を換えるようにしてください
水が透き通っていてもきれいだとは限らないので注意です
例えば,透き通っているトイレの水…あれってキレイ?という感じです
カメが生活する水は飲み水にもなるので臭うくらい汚れてから換えるようでは遅すぎます
ろ過器を使っていても水換えは必要です
そして魚の飼育ではないので水は残さず必ず全部換えます
カメの水が臭くなる原因や水かえの注意点などについてはこちらの記事に書いてあります
日光浴不足
日頃からちゃんと水槽の陸地で甲羅干しができていたとしても,人工のライトだけしか浴びることができていないとエサを食べなくなる場合があります
(紫外線ライトは期限が切れると紫外線が弱くなってしまうので気をつけましょう)
可能な時は太陽光を当てるようにしましょう
食欲がなくなった場合に限らず時々は太陽光に当てるようにすると,ライトだけで飼育するよりは健康になります
ただし,太陽光に当てる時は熱中症にならないようにいくつか注意が必要なのでこちらの記事を参考にしてみてください
環境の変化
新しく飼いはじめたカメが環境が変化したことが影響で食べなくなる場合があります
1週間ほど食べない期間が続く場合もあります
世話は必要最小限にしておいて,いじりまわさずに慣れるまでそっとしておいた方がいいでしょう
全然食べないので心配になり偏食覚悟で食べさせたこんな方法もありますが…
好き嫌い
食いつきがいいからと普段から好きなものばかりあげていると他の物を食べなくなります
人工飼料なんかはまず食べなくなるでしょう
だいたい食いつきのいいエサだと水の汚れが早くなり,栄養のバランスもよくないので頻繁にあげるのはやめておきましょう
カメが好きなものをあげるのはいいんですが基本は栄養バランスのとれたカメ用の人工飼料です
普段カメ用の人工飼料を食べていたとしても種類が変わると食べなくなることもあります
この場合は前まで食べていた種類のものに戻すか別の種類を試すか好きなものをあげてみるかですね
産卵前
6月~7月の産卵前になるとメスのカメはエサを食べなくなる場合があります
そんなことはなく普段通りよく食べるカメもいますが…
産卵が終わると食べるようになります
まとめ
カメがエサを食べない原因として考えられるものを紹介しました
改善したり様子を見てそれでも食べない場合は病院で診てもらった方がよさそうですね…
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