亀も夏の暑さに注意!!『日陰』『水量』で熱中症対策

動物
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夏はカメが活発になる季節です

とは言っても最近は人間も倒れてしまうくらいの暑さになることもよくあります

そんな暑さの中,まだあまり暖かくない春や,涼しくなり始める秋と同じような感じで飼育するのは危険です

今回は夏のカメの飼い方の注意点を紹介します

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亀も熱中症になる

カメは暖かくなると活動しだし暑くなるとさらに活発になるから暑さに強い生き物だというイメージがあるかもしれません

気温が高いと活発になるのは確かですがそこまで暑さに強いというわけではありません

夏でも日に当たって甲羅干しをしてはいますがずっとじゃないですよ

暑くなれば水の中や日陰に移動して体を冷やしています

カメなどの爬虫類は周りの温度によって体温が変化する変温動物です。気温が高ければ自分の体温も上がってしまいます

人間と一緒でカメも夏の暑さの中体を冷やすところがないと熱中症になってしまいます

亀の熱中症対策 水を多くしてお湯になるのを防止

夏,日なたに水を置いておくとにもちろんお湯になってしまいます。水の量が少なかったり,水の入っている入れ物が小さいとあっという間です

カメはお湯の中では生きていられません…まぁ当然ですね

普段から水の量を少なめにして外でカメを飼育していている場合は十分注意してください

次に紹介しますがしっかりとした日陰をつくるのはもちろんですがそれだけでなく水の量を増やしてください (夏に限ったことじゃないですが…)

この記事でも書きましたが熱中症を防ぐのにも水の量が重要です

水の量を多めにしておけば少ない場合とくらべて水温の上がり方をおさえられます

これならカメが「そろそろ暑いな…」と思った時に水に入って体温を下げることができます

お湯になるのを防止するためにも水の多さは大事なんです。ニホンイシガメやクサガメなどは水の中でも生活するカメですからね。そんな種類のカメが甲羅がちょうど水に浸かるくらいの水量で十分なわけはないですね

亀の熱中症対策 風通しのいい日陰

「日陰」

夏の屋外でのカメ飼育でこれは絶対に忘れてはいけません

夏に日陰がないとか完全にアウトです

熱のこもるプラスチック製のものなんかでビシッとフタをして日陰をつくるのではなく,すだれのような「風通しの良いもの」でしっかり日陰をつくってください

夏は日の当たる部分は少なくして日陰を多くしてください。陸地にさえ日が当たればあとはもう日陰でいいくらいです

亀の熱中症対策 甲羅干しだけ屋外でさせる場合

普段は室内飼育でも甲羅干しの時だけは外に出している人もいると思います。その時に注意することです

中途半端に水を入れない

「カメだから水が必要だろう…」と思いカメが中途半端に水に濡れるように底一面に浅く水を入れる。こんな感じでとにかくカメを少しでも濡らしておきたい人もいるようですが…

(中途半端に体が常に濡れているとちゃんとした甲羅干しになりません…甲羅干しは甲羅だけではなく「全身をカラカラに乾かす」ことが目的です)

もし水を入れたいなら中途半端な量にせず「陸地とお湯にならないくらいの多めの水を入れるようにしてください。

日陰をつくっていても底一面程度の少ない水だと,少し夏の日光に照らされただけでもけっこう簡単に水温が上がってしまうからです。わざわざそれを用意するのがたいへんなようなら短時間の甲羅干しの間くらいは完全に水なしにしておきましょう

夏でも日陰をつくるなどしておけば短時間水がないくらいでカメは熱中症にはなりません。水が完全にない状態だと足元にお湯が来ないので日陰に入れば暑さをしのぐことができます

小さい容器にカメを入れない

一時的な屋外での甲羅干し,カメもけっこう小さいサイズなのでちょっとした小さめの容器にカメを入れて放置…というのも危険です

日陰があっても容器が小さいと熱がこもりやすくなってしまいます。たとえ小さいカメの甲羅干しであっても大きめの容器を用意するようにしてください

カメを外に出していることを忘れない

夏場の屋外での甲羅干しは必ず定期的に様子を見るようにしてください

日陰をつくっているもの (すだれなど) がずり落ちて日陰なしの状態になっていないかなど確認が必要です

そこまで長時間ではなかったとしても,夏に日陰がない状態がつづくと熱中症どころではなくて助からない可能性があります

熱中症になったら

しっかり対策して絶対熱中症にならないようにしないといけませんが…もし熱中症になってしまったら常温の水道水で冷やしてください。冷水ではありません

それでも治りそうにないなら病院です

もちろん病院に連れて行く時は暑くならないようにしていきます。カメを密閉された容器に入れたり日光に当てたりしないように注意してください

そんなことをしたら何のために連れていくかわかりません

こうならないためにも対策は十分しておきましょう。熱中症に限りませんが「治療」よりも「予防」することが大事です

夏に散歩?

時々「暑い日は散歩をさせてはいけない」と書かれているのを見かけるんですが…そんな人いるんですか?!

夏に日光で熱せられてめちゃくちゃ熱くなってるところでカメに散歩をさせるとか…それ虐待ですね

カメは裸足ですよ? 試しに自分も裸足で歩いてみましょう

そんなことをする人はあまりいないと思いますが一応書いておきます

まとめ

夏のカメの飼育は熱中症対策として気を付けることのまとめとしては

  • しっかりと日陰をつくる
  • 水の量を増やす
  • 風通しをよくする
  • 中途半端に少しだけ水を入れない (入れるならたくさん)
  • 小さい容器にカメを入れない
  • 一時的な甲羅干しなら外に出していることを忘れない

カメは特別暑さに強い生き物ではないので夏の暑さによる熱中症には十分気をつけましょう

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