ニホンイシガメ,クサガメ,アカミミガメ(ミドリガメ)などの冬眠できるカメは 陸,水中 どちらでも冬眠させる事ができますが
水中で冬眠させる方が安全だと言われています
なのでそういうカメを飼育していて冬眠させる場合は水中の方がいいでしょう
…しかし
庭などで飼育している場合は水中が嫌なのか陸の土や枯れ葉の中に潜りそのまま冬眠を始めてしまうカメもいます
もしカメが自分から陸での冬眠を選んでしまったのならそのまま陸で冬眠させるのもありだと思います
庭飼育でなくてもバケツなどの容器に枯れ葉と腐葉土を入れてそこで冬眠させる事も可能です
(硬い土ではなくてカメが簡単に潜れるように腐葉土などの柔らかい土を使ってください)
バケツなどの容器に土と枯れ葉を入れて冬眠させる場合の注意点などを説明していきます
カメの陸冬眠 乾燥に注意
水中での冬眠ならもちろん気にする必要はありませんが陸での冬眠の場合
「乾燥」に注意しなければいけません
だいたい週に一度,量は多すぎなくていいですがカメや周りの土が乾燥しすぎるのを防ぐために水をかける必要があります
陸での冬眠に加えて冬は空気が乾燥しやすいため,うっかり忘れたりすると
ミイラになってしまうので忘れないように注意が必要です
水やりを忘れたからと言ってすぐミイラになってしまうような乾燥に弱い生き物ではないですが…忘れないようにしてください
カメの陸冬眠 むりやり埋めない
寒くなったからと言って人が無理やり土に埋めてはいけません
とりあえず上から枯れ葉をかぶせてカメが自分で土に潜るのを待ちましょう
バケツなどの容器の中に土をいれて冬眠させる場合,カメが冬眠から覚めた時に土から出てそのまま容器の外へまで出て行ってしまわないように注意してください
カメの陸冬眠 日当たりを「悪くする」
一瞬「は?」となるかもしれませんがもちろん意味があります
春に冬眠から覚めて,再び冬眠に入るまでのカメの活動期間中は日当たりの良さが重要になります
しかし,冬眠中はその逆で日当たりを悪くしないといけません
これは陸でも水でも共通していて,もし日当たりが良いと中途半端に体温が上がってしまい目が覚めてカメが動き出してしまうからです
水中で冬眠中のカメだと,陸があれば体温を上げようと甲羅干しをはじめてしまう事もあります
日当たりがよくて少しは動き回れたとしてもまだまだ本調子ではないのでもちろんえさも食べません
何も食べることができない時にあまり動きすぎてしまうと体力が落ちてしまうので,それを防止するためにも冬眠中は日が当たらないように暗くしておきます
陸での冬眠が心配ならはじめから水中冬眠
…と,いろいろ書いてきましたが
もし水のやり忘れのミイラ化などが心配ならはじめから水中での冬眠にしておいた方がいいでしょう
冬眠中にカメが氷つかないように気をつければ水中での冬眠で失敗する可能性は低くなります
冬眠までに餌をあまり食べなかった体力がない個体や0~2歳くらいの小亀は水,陸関係なく冬眠させずに保温飼育です
水中での冬眠についてはこちらの記事に書いてあります↓
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