最大甲長約30㎝ ミドリガメはどんなカメ? 特徴を解説

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『ミドリガメ』と言うと小さくて丸くきれいな緑の体をしたカメを想像する人は多いと思います

なんとなくは知っているという人も多いミドリガメ

そのミドリガメがどんな感じのカメなのか紹介していきます

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ミドリガメの正式名称

まず名前なんですが

『ミドリガメ』と呼ばれることが一般的ですが正式には

『ミシシッピアカミミガメ』といいます

ニホンイシガメとクサガメの小亀は『ゼニガメ』と呼ばれることがありますがそれと同じ感じでしょうか

(ゼニガメとはもともとニホンイシガメの小亀の名称)

『ミシシッピ』というだけあって本来は日本にいるカメではなく主にアメリカに棲むカメです

ミドリガメは何となくわかるけどニホンイシガメとかクサガメはよくわからない…という方はこちらの記事を参考にしてみてください

ミドリガメの特徴 日本で一番よく見るカメ

現在, 日本の川や池で見られる多くのカメが実はこのミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)です

公園の池とかで甲羅干しをしているカメを見かけることはありませんか?

たまにクサガメが混じってることもありますがだいたいミドリガメです

日本固有種のニホンイシガメはほぼ見かけません

この画像に映っているカメはやっぱり全部ミドリガメです

何で日本で見られるカメの多くがこのカメなのか?

その原因の多くは先のことを考えずにミドリガメと呼ばれる小さい頃の姿だけを見て飼い始めたような人たちが飼いきれなくなって捨てたからです

そして捨てられたミドリガメが日本の環境に適応してどんどん繁殖し今のような状況になってしまいました

ミドリガメはよく『ろくでもない悪いカメ』のように言われます

しかし悪いのは無責任に「逃がして『 あげる 』」といった感じでミドリガメを「捨てた」人間なんですよねー

「逃がしてあげてる」じゃなくて「捨ててる」んです

ミドリガメの特徴 『ミドリ』なのは小亀のうちだけ

ミドリガメといえば鮮やかな緑色の小さい姿を思い浮かべると思います

しかしあの鮮やかな緑色をしているのは小亀のうちだけ

成長するにつれて暗い色に変化していき川や池でよく見られるような姿になります

暗い色…ではちょっとわかりにくいので画像を

個体差はありますが例えばこんな感じに

もう『ミドリ』ではありません

小亀の頃の色のまま大きくなった姿を見てみたい気もしますが個人的には,これはこれで成長を感じさせる渋くて良い色だと思ってます

小亀の約10倍 ミドリガメは大きくなる

小亀の頃は500円玉くらいのサイズです

しかしメスは成長すると最大で約30㎝になります

小亀の頃では想像できないくらいのサイズです

甲羅が30㎝,そこから頭や脚が出ているのでそれ以上に見えます

ミドリガメのことをよく知らずに飼いはじめた人が捨ててしまう原因のひとつですね

「大きくなって見た目が気持ち悪い」

とかいう理由で捨てられることもあるとか

そういう相手には

「ミドリガメのことを気持ち悪いとか言うそんなあなたの見た目はどれほどのもの? 」

と言ってもいいでしょうか??

……まぁとにかく,何で飼おうと思う生き物のことを事前に調べないのかが謎です

大きさの話でした…

メスはかなり大きくなりますがオスの場合は約15㎝~20㎝でそこまで大きくはなりません

成長すると前脚の爪が長くなり顔はメスと比べると細長くなります

ミドリガメの特徴 気が荒いけど飼っていると慣れてくる

川や池にいるニホンイシガメやクサガメを捕まえてもだいたいは甲羅の中に引っ込みます

(人に捨てられたと思われるカメはバタバタしますが)

しかしミドリガメは違っていて甲羅に顔を引っ込めながら「シューッ」と音を出し口を半開きにして威嚇します

そんな気の荒いミドリガメですが飼っているとそんな感じの威嚇はしてきません

もちろん個体差はあると思いますが

えさをもらいに人の方に向かって来たりなど他のカメとそこまで違いはないですね

まとめ

ミドリガメについてざっとまとめてみました

しっかり付き合えば良いカメなんですが日本中にいる外来種ということもあってよく悪いカメ扱いされるのが残念です

飼っている人は余裕があるなら大きい水槽などで水を多めにしてみるとイキイキと泳ぎ回る姿が見れて楽しいと思いますよ

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